２００１．８．４　久米島第５パヤオ


経過（言い訳）
８月３日は、熱帯低気圧の接近で出船中止、尖島諸島は波が４〜５ｍなんでも台風になる可能性もあるとか、この辺りの台風の波はえげつない高さになってくる。時々ちょうどちいさい丘が水平に動いてるような波になってしまう、まだそんなに高くなかったけど止める事に・・・
熱帯低気圧の移動が速かったせいか、朝起きると出られそうだった。準備して７：４０分頃出港、６番に行こうかと言ったが、最近６番は良くないと言うことで、５番パヤオに行くことに、一番遠いパヤオで片道１時間半程掛かる。波も収まってまずまずの天候になった。

９時半頃６番に到着、１２隻程たむろしている。喰ってるのかなー船がおおいな。魚探を見ると１１０ｍ付近に反応が多い様だ、まずはパラシュートで沈めてみる。１２０ｍ、１３０ｍ、２００ｍタナがコロコロ変わってしまって「どこを釣ればええのじゃ？？？」しばらくやっても喰い全くなし、めんどくさくなって１２０ｍでやっていると本日手伝いで便乗している？アキラ君が１本喰わせた。「タナなんぼ？」「１２０ｍ」「昨日と一緒か」、食い気が出てきたかなと思ってがんばるが全然アタリ無し、太一丸がフカセでやっているが喰ってない模様、他の船も全くダメみたい。ちょっとだれて来るが何とか釣らなければ・・・おーしんど
久米島方向を見るとスコールの塊が、雲が細く垂れ下がっている。「おーい　船頭さん竜巻やで」「はいはい竜巻ね」めっちゃ愛想のない返事やな、別に珍しくも何とも無い様子だ。見ていると雲が伸びて完全な竜巻になった。しばらくすると消えてしまった。魚探を見に行くと反応も消えてしまった。
最大の失敗はイカの保存状態が悪い事じゃな・・・ちょっと痛んでるみたいじゃ、冷凍も用意しとくべきじゃった。鮮度が良ければ喰うたかもしれんのに、えらいロスタイムじゃ
１２時頃になって１船２船と離脱、おいらたちも移動６番パヤオに向かう　うーん困ったなー「今日みたいな日に数釣らないとしんどいで」とか言いながら６番パヤオに到着、２回ほどパラシュートを入れたところで、前方でマグロがジャンプ、ん？浮いてるん即フカセの仕掛けに交換、変わり身の速いこと・・・
中山君にヒット！ジャーーーーーー道糸がすっとんで出ている。止まった。巻き始めるとジャーーーーーー「こいつは大きいわー」半分くらい寄せたところで針外れ、残念！「でかかったで、５０キロくらすじゃな」「はいはい」　しばらくしてまた中山君にヒット、「こんどのは、さっきより小さいな・・・」中山君の釣ってるシーンの写真撮りに行って、もどって釣っているとドン、ドボン！？？？中山君の方を見るとばれたみたいだ。「バレたんかー」「リールがちぎれた」「シートから外れたん？」「違うわちぎれたんや」？？？中山君ブリブリ怒っている。「何じゃこのリールは、ペンのリールはほんまにあかんなー」みるとクエ釣りなんかでよく使う丈夫なはずのペン６／０の台座が曲がって、竿には台座だけが付いている。本体はすっとんでガイドに当たって、糸も切れて海に落ちたらしい。もちろん魚も無し、そう言えば以前ペンリール客がつぶした言うてたなー　アギジャビヨー　ナーナー　デージナトーン！そんでもすごい力じゃ・・・竿のガイドもひん曲がってしまって、かわいそうに中山君意欲が失せてしまったみたい。
あいかわらずマグロが飛んでいる、こっちに来たな・・・おいらのリールがジャーーーーーー　あー　やっと来た。クリック音鳴らせながら真下方向に突っ込んでいく、止まった。竿を外そうとするけど、持ち上がらない、竿受けにべしっと貼り付いてびくともしない。マグロは更に遠慮無しに竿を引き込んでいっている。ジャッジャーーー糸をリールから引きだして行く、この竿はたぶん限界ドラッグ絞め込んだらそのまま折れるんじゃろなっちゅうくらい、止まった。おいらのはトローリング専用リールLOWスピードにするとすこしづつだが巻き上げられる。「竿立てて」「うん」ありゃ脳味噌の命令に反して力が出ない・・・やっとギャフを打ってゲット、暑さと疲労で心臓はパコパコ・・・げーしんどーい一瞬立ちくらみしそうになる。やばい！！冷水をカポカポ呑んで体温を下げてから、写真を撮ってもらうが、疲労で腕力が出なくて完全に持ち上がらない。これが今回最大寸の１４５ｃｍだった。
立ち上がると疲労か酸欠か暑さで心臓停止しそうじゃ・・・冷水を補給しながら日蔭でちょっと休んで、ちょっと元気が回復、体はもう止めたら言ってるみたいじゃけど、もう次のエサを付けて放り込んでいる。ジャーーーーーージャジャジャジャおー２本目ー、この釣りには、竿が長すぎて柔らかいので大変やけど、その分釣っては面白い。手元で４０か５０キロ支えて暴れてるようなもんかなー２本目も無事ゲット、こうなったら３本目めざして・・・とアキラ君がが掛けた。これも無事取り込んだ。直後おいらの竿にもヒット、うんうんこんどのはちっこいな・・・無事ゲッとして写真をとってもらう。
アタリが無くなって見るとマキエにツムブリやらシイラが寄ってきている。アキラさんが、細めの糸で釣って遊んでいる。スープにすると良いダシが取れるとか、どんなんじゃろ・・・程なく時間切れで終了。今日は午前中のロスタイムがもったいなかったな・・・一時はどうなることかと思ったけど、まあそんでも待たせたカウント記念賞品？もゲットできたし良かった良かった。

ホテルに帰って、まずはシャワー　中華料理「海皇」本家に晩飯を喰いに行く、大阪、神戸の中華の「海皇」は久米島が発祥の地らしい。ここの麻婆豆腐は、どうしてもマネが出来ない味でほんに旨い。　
釣　果
　　　 　　　キハダ　おいら３本、中山君０、アキラ君２本（サイズ３０弱〜３５キロ・・アバウトで最長寸はきっちり実測で１４５ｃｍ）
使用道具
　　　リール：シマノティアグラ５０ｌｂ（カウンター８０ｌｂドラッグ付き）　竿：ダイワ室戸５００号　道糸：ダイリキ８０ｌｂ　リーダー：ナイロン３０号
　　　　　　　針：オーナーマグロバリ１８号
　　　　中山氏　竿：AFTCO　３０ｌｂ　リール：ペン６／０　道糸：マグロン４０号　リーダー：マグロン４０　針：イシダイ針２０号


キハダを喰わせた中山君、２発目のヒットの後に大変な事が ギョエー
ペン６／０台座が曲がって本体は吹っ飛んでしまった。
キハダがヒット おー　しんどかった。　心臓パコパコ　ハートブレイク寸前
魚を起こす元気もない・・・
いくらしんどくても釣るのじゃー ちょい小振りキハダならヒョイ、３本目じゃな
ゲヘヘヘ　順応が速い